データマネジメントの資格「CDMP」の概要を解説

データマネジメントの体系知識を問う資格として、CDMP(Certified Data Management Professionals)があります。

本記事では、CDMP資格の概要や取得のメリット、効果的な学習方法についてご紹介します。
データマネジメントのプロフェッショナルを目指す方やデータ活用に関心のある方々にとって、CDMP資格の取得は大きな一歩となることでしょう。

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1. CDMPとはデータマネジメントの国際資格

CDMPとは、DAMA(Data Management Association)が認定しているデータマネジメントの国際資格です。
試験はブラウザ上で行われ、100問ある設問を90分で解く形式となっています。

1.1. CDMPの試験体系

CDMPは、試験を購入することで受験が可能となります。

試験はデータマネジメント基礎試験とスペシャリスト試験の2種類があります。

データマネジメント基礎試験

データマネジメント基礎試験はアソシエイト・プラクティショナー・マスターの認定を受けるのに受験が必須となっている試験です。
データマネジメントの体系的な知識が求められる内容となっており、DMBOKに基づいて出題されます。
出題内容の詳細は3章で紹介しています。

スペシャリスト試験

スペシャリスト試験は特定の分野にフォーカスした試験で、プラクティショナー・マスターの認定を受けるためには、データマネジメント基礎試験と合わせて受験する必要があります。
スペシャリスト試験として以下の7つが設けられています。(2023年6月現在)

  • データモデリングとデザイン
  • メタデータ
  • データ品質
  • データガバナンス
  • データウェアハウジングとビジネスインテリジェンス
  • 参照データとマスターデータ管理
  • データ統合と相互運用性

プラクティショナーとマスターの認定を受けるためにはデータマネジメント基礎試験に加え、これら7つの試験のうち2つを選択して受験し、基準点以上の成績を修める事が求められます。

1.2. 4つの認定レベル

CDMPでは4つの認定レベルが設けられており、レベルによって合格基準が異なります。
また、マスターとフェローでは実務経験が必要となります。

まずはアソシエイト認定から

最も難度が低いアソシエイトでは、データマネジメント基礎試験で60%以上の点数を取得することで合格となります。
公式ページには業界経験が6か月~5年とありますが、準備をすれば未経験でも狙える認定レベルです。

実務経験があるならプラクティショナー認定

プラクティショナーの認定では、データマネジメント基礎試験での得点率が70%以上である必要があります。
さらに、プラクティショナーでは、データマネジメント基礎試験に加えて前述のスペシャリスト試験を2つ受験する必要があります。
合格基準となる得点率はスペシャリスト試験にも設けられており、プラクティショナーでは2つのスペシャリスト試験で得点率が70%以上である必要があります。

10年以上の実務経験があるならマスター認定

マスターの認定では、データマネジメント基礎試験と2つのスペシャリスト試験の全ての試験で得点率が80%以上である必要があります。
これに加えて、マスターでは最低10年の業界経験も必須となります。

データマネジメントの第一人者を認定するフェロー認定

こちらは参考程度にご紹介しますが、最上位認定レベルのフェローでは25年以上の業界経験や世界的な活躍の実績等、基準を満たす難度が非常に高く設けられています。
こちらは資格というより称号に近いレベルであり、狙って取得できるものではありません。

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2. CDMPを受験するにあたって知っておくべきこと

2.1. CDMPを受験するメリット

CDMPで出題される問題はDMBOKに基づいて編成されており、習を通じてデータマネジメントの要点を効率的に学ぶことができます。
またそれによって、データの分析や管理はもちろん、データを扱う全ての業務をスムーズにこなすことができるようになります。

2.2. 受験料は$311

CDMPにはデータマネジメント基礎試験とスペシャリスト試験の2種類の試験がありますが、その受験料はどちらも$311です。(2023年6月現在)

本番試験と模擬試験がセットとなっており、模擬試験は何回でも受験可能です。
本番試験のみを購入することもできますが、料金は変わりません。

高額な受験料がかかる資格なので、会社にお勤めの場合は補助が下りるか確認すると良いでしょう。

2.3. 対応言語は英語のみ

試験に対応している言語は英語のみです。(2023年6月現在)
問題文の文量は少なく、難しい語彙も多くないため、受験の大きな障壁とはなりません。
基本的なリーディングに加え、学習過程で出会った未知の語彙を抑えていくだけでも十分対応可能です。

また、試験を購入する際に英語が母国語でない受験者向けのESL(English as a Second Language)版を選択することで、制限時間が20分延長されます。

英語が苦手な場合はブラウザ拡張機能の翻訳ツールを利用することもできますが、ページ単位で翻訳する事が条件付けられており、単語やフレーズ単位で翻訳することができない点に注意しましょう。
文章全体を翻訳するとかえって読解が難しくなってしまうこともありますので、英語で解き進めることをお勧めいたします。

2.4. 何時何処からでも受験可能

CDMPではHonorlock社の遠隔試験監督サービスを採用しており、受験者は何時何処からでも受験することができます。
試験の申し込みを行うことで、本番の試験と同形式の模擬試験を受験できます。事前に受験して慣れておくと良いでしょう。

2.5. 教科書やノートの持ち込みが可能

CDMPの試験には、教科書やノートを1冊だけ持ち込むことができます。
電子版を持ち込んで参照することも可能ですが、インターネットに接続されておらず、受験する端末とは別の端末を用意する必要があります。

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3. CDMPの出題内容

3.1. 出題分野の割合

データマネジメント基礎試験では、以下のトピックがそれぞれ決まった割合で出題されます。

  • データガバナンス – 11%
  • データのモデリングとデザイン – 11%
  • データ品質 – 11%
  • メタデータマネジメント – 11%
  • マスターデータと参照データのマネジメント – 10%
  • データウェアハウスとBI – 10%
  • データアーキテクチャ – 6%
  • ドキュメントとコンテンツのマネジメント – 6%
  • データ統合と相互運用性 – 6%
  • データセキュリティ – 6%
  • データの保管と運用 – 6%
  • データマネジメントプロセス – 2%
  • ビッグデータ – 2%
  • データ倫理 – 2%

項目としては14あり、そのうちデータガバナンス、データのモデリングとデザイン、データ品質、メタデータマネジメントの4つのトピックが全体の64%を占めています。
問題の割合としても高く、データマネジメントの重要なトピックでもあります。

まずこれらの内容を抑えて模擬テストを繰り返し解き、落とした分野をDMBOKを参照しながら拾っていくことで、効率よく学習を進めることができます。

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4. CDMPの学習方法

4.1. 模擬テストを受験する

試験を購入すると、模擬テストを受験することができるようになります。
CDMPの模擬テストは、200問用意された中からランダムに出題される40問を36分以内に回答する形式です。

何度でも受験可能なので、本試験前に繰り返し解いて本番の形式に慣れておきましょう。

4.2. DMBOKで穴を埋める

CDMPの設問はすべてDMBOKがベースとなっています。
模擬テストで間違えた問題の関連分野についてDMBOKを参照し、知識の穴を埋めていきましょう。

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最後に

ここではデータマネジメントの資格であるCDMPの概要を解説しました。
あまり知られていない資格ではありますが、データマネジメントはデータを扱う上で欠かせない分野です。
CDMPの学習を通じて、データマネジメントの知識を効率よく身についけていきましょう。

また、弊社メディアではデータマネジメントに関する様々な記事を公開しています。
CDMPの学習に取り組む際、役立てていただけると幸いです。

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