
2024年12月8日、六本木ヒルズクラブにて、データビズラボ株式会社主催のイベント「データ実学第一弾:ビジネスの”現場”を動かすデータドリブン組織の作り方」が開催されました。
本イベントは、データ領域の実践的な取り組みや知見を共有する「データ実学」シリーズの第1弾として、ヤマハ発動機、JR東日本、NTTドコモ、三菱UFJ信託銀行、QUICKの5社が登壇しました。それぞれの企業が、データドリブン組織の構築に向けた取り組みを紹介し、パネルディスカッションや交流会を通じて参加者との意見交換も行われました。
イベントはオンラインとオフラインのハイブリッド形式で開催され、オンライン、会場合わせて約250名もの、非常に多くの方々にご参加いただきました。参加者同士の活発な意見交換が行われ、充実した時間となりました。
ライトニングトーク
【1】ヤマハ発動機のデジタル戦略とデータ分析民主化の実践
ご登壇者:ヤマハ発動機株式会社 IT本部デジタル戦略部 部長 新庄 正己氏
新庄氏は、事業部門とDX推進部門が連携し、社員全員がデータを使いこなせる組織を目指す取り組みを紹介。現場の力を活かしたデータ分析の民主化の進め方や普及方法について具体的な事例を交えて解説しました。
【2】JR東日本が挑むデータマーケティング改革~ジョブ型人材のスキル・キャリアパスを探る〜
ご登壇者:東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 戦略・プラットフォーム部門 データマーケティングユニット 担当部長 渋谷 直正氏
渋谷氏は、2024年度より開始したデータマーケティング専門のジョブ型社員採用について解説。事業会社でデータマーケティング推進に必要なスキルや働きやすい環境作り、将来のキャリアパスについて、東日本旅客鉄道株式会社の具体例を示しながら、参加者に問いを投げかけました。
【3】軽やかなデータドリブン経営をめざして~リアル体験からひも解く持続可能な文化醸成のコツ~
ご登壇者:株式会社 NTTドコモ コンシューマサービスカンパニー データプラットフォーム部 データ人材活性化 担当部長 木村 雄基氏
木村氏は、過去5年間で進めてきたデータドリブン文化の醸成について、人材育成プログラムや社内コミュニティ作りなど、多岐にわたる戦略とその成果を共有。CoE組織と地域現場の両方でのリアルな視点から、実践に役立つポイントを伝えました。
【4】ビジネスドリブンでデータ利活用を促進するための取組
ご登壇者:三菱UFJ信託銀行株式会社 調査役 ジュニアフェロー 西潟 裕介氏
西潟氏は、デジタル部門がCoE組織としてビジネス部門を巻き込み、予測・生成AIやBIツールを活用したデータ利活用の推進事例を紹介。ビジネス部門のユーザーがデータの力を実感できることの重要性を強調し、具体的な協働例を共有しました。
【5】金融情報ベンダーからみたデータ民主化とビジネス推進
ご登壇者:株式会社QUICK データソリューション事業本部 本部長 山内 康弘氏
山内氏は、金融情報ベンダーとしての経験から、DX推進におけるデータ収集・蓄積・利活用の課題や取り組み、解決策を紹介。「データで社会を見える化する」取り組みの重要性を説きました。
パネルトークと交流会
第二部では、登壇者全員によるパネルトークが行われ、データドリブン組織の構築における現場の課題や成功事例が活発に議論されました。
第三部では立食パーティー形式の交流会が開かれ、参加者同士が活発に交流を深めました。コロナ以降、オンラインイベントが増える中、対面ならではの出会いや意見交換の場として、リアルな場の価値を改めて実感する機会となりました。
参加者のみなさまの声
参加者のみなさまからは、「各社の具体的な取り組みを知ることで、自社のデータ活用戦略のヒントを得られた」「自社の取り組みが正しいのか不安だったが、他社の事例を聞いて自社の方向性に自信を持てるようになった」などといった声が寄せられ、イベントの有益性が伺えました。
また、参加者同士で新しい取り組みや仕事が決まったという報告もあり、ネットワーキングの効果も高かったことが伺えました。
まとめ
本イベントは、データドリブン組織の構築に向けた各社の実践的な取り組みを共有し、参加者にとって有益な知見を得る場となりました。データビズラボでは、今後も「データ実学」シリーズを通じて、データ活用の最前線を紹介し、組織のデータドリブン化を推進する情報を提供してまいります。
その他、データの実務やプロジェクト、講演や研修でいただいた質問に対するQ&A動画などをはじめ、データにまつわる業務をされている方々との対談動画を、YouTubeにアップしています。データに関する生の情報を見たい方は、ぜひご参考になさってください。