株式会社QUICK様|「QUICK Smart Brain」が描く情報共有の未来

あらゆる情報を価値に変え、経済と社会の持続的な発展に貢献することを理念とし、日本の証券・金融市場を支える情報インフラとして、付加価値の高いグローバルなマーケット情報を提供されているQUICK様。

2024年4月にサービス提供開始した「QUICK Smart Brain」では、生成AIの活用により、膨大な情報を「伝わるコンテンツ」へと自動生成することを叶えました。

今回は、当社クライアント様である株式会社QUICK様のデータソリューション事業本部長 山内様に、QUICK Smart Brainの描く未来や、開発秘話について伺いました。

(写真左から)株式会社QUICK シニアマネジャー 北村慎也様、データソリューション事業本部長 山内康弘様
データビズラボ株式会社 代表 永田ゆかり、曽山耕平

生成AIを活用し、ビジネスを高度化させる新しい情報サービス

【データビズラボ】QUICK Smart Brainとはどのようなサービスでしょうか?

QUICK Smart Brainは、生成AIを活用した新しい情報サービスです。導入企業のシステムと連携し、自動で情報を整理したものを動画化し、社内の情報番組として配信できます。

オフィス空間にて、大型ディスプレイなどのサイネージに業務に資する情報を自動で配信し、受動的に情報を取得できるような状態、情報がふりそそいでくる空間を叶えます。

「ながら見」「ながら聞き」で情報収集できる環境を整え、情報収集の効率を高めることによる可処分時間の増加、情報の認知拡大を実現し、ビジネスの高度化を実現するサービスです。

株式会社QUICK データソリューション事業本部長 山内康弘様

 

【データビズラボ】QUICK Smart Brainは、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?

昨年初頭からChatGPTに代表されるように生成AIが注目され、我々も当初から生成AIの研究を行っていました。そんな中、石川県の事業で「生成AIを活用した広報業務・デジタル技術を活用した広聴業務の開発運営サポート委託業務に係る受託者の公募」があり、これをご支援すべく検討、開発したのがQUICK Smart Brainです。

石川県では、知事の知名度が高いことを活用するため、生成AIで知事のアバターを作成。話し口調もカスタマイズすることにより、信頼感と親近感を得ながらの情報発信を叶えました。

元々、QUICKでは金融・マーケット情報をサイネージなどに配信するサービスを提供しています。この情報は金融機関だけではなく他の業界にも活用できると思い、新しいサービスを検討していました。コロナ禍に入りオフィスへの出社がなくなったため頓挫しておりましたが、石川県の事業を通じて「アバター」というアイデアや、現在QUICK Smart Brainが提供する「番組化」の考え方につながっています。

データビズラボ株式会社 代表 永田ゆかり

情報収集を習慣化させ、自分では獲得できない情報にふれる

【データビズラボ】「番組化」とは、TV番組のように時間帯ごとに予定された情報が配信されるというイメージでしょうか?

はい。TV番組をイメージしていただけるとわかりやすいでしょう。

1日のビジネス活動では、曜日や時間帯ごとに、自分たちのビジネスに欲しい情報や発信するべき情報がある程度決まっていますよね。各シーンに応じたルーティーンで発信することで、必要な情報をタイムリーに共有していきます。

QUICK Smart Brainでは、単に動画を生成するだけではなく、情報ベンダーとして必要な時間に必要な情報を届けること、そして「何曜日の何時にはこの番組が配信されている」と情報取得を習慣化させることを重視しています。

番組表のイメージ。QUICKが提供する番組と、自社の番組を組みわせて配信可能

【データビズラボ】情報収集を習慣化させることにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

コロナ禍でリモートワークが進み、自宅で仕事ができる快適性を感じている方も多いのではないでしょうか。自宅での作業効率は高く、生産性も上がるため、満員電車に乗って通勤したいとは思わなくなった人も多いでしょう。

業務を進めるときには、つい自分がしている担当業務に集中してしまいがちですが、それが最終目的ではなく、最終的には会社として「ビジネス」をしています。組織としてのビジネスを成し遂げるためには、情報収集や情報の民主化・均一化が重要になると思っています。

自分の興味関心外の情報を取得していくのは難しいため、配信型で情報がふりそそいでくるような状態(情報空間)を作り、情報獲得の習慣をつけることが重要だと思っています。

データビズラボ株式会社 曽山耕平

【データビズラボ】自分の興味関心の範囲外の情報を得られるのは価値が高いですね。

自分が意識していないところのきっかけをどのように与えていくのかが、ビジネスを行う上では重要です。自分の興味関心内の情報のみだと、どうしても視野が狭くなり、ビジネスシーンではリスクになりえます。

会社が必要だと思ったものを配信することで、新しいきっかけを与えることができるでしょう。ウォッチしておくべきものを、定期的な情報配信で意識付けできることもメリットです。

また、仕事中は耳があいていることも多いでしょう。耳に入ったことは脳に残り、そこから情報収集するきっかけにもなります。QUICK Smart Brainを使って、気づきを得られる機会を提供することも可能です。

インナーブランディングや社内教育など様々なシーンで活用

【データビズラボ】QUICK Smart Brainではどのような情報を配信できるのでしょうか?

QUICKが保有している金融・マーケット情報に加え、導入企業のシステムと連携して情報整理した内容を発信できます。

例えば、社内報を自動で読み取り、経営陣からのコメントが入っているものだけをピックアップして共有することもできます。

このように、自社の情報を自動で整理し動画化して発信することで、導入企業の業務最適化を実現できると信じています。

また、多言語にも対応しており、英語・中国語・韓国語を始め、様々な言語への翻訳が可能です。海外展開をしている企業はもちろん、日本に訪れた外国人、日本に住んでいる外国人に向けての情報発信も容易に実現します。

【データビズラボ】QUICK Smart Brainは様々なシーンで活用できそうですね。

すでに様々な場面でご活用いただいております。

・社内報や売上データを生成AIが読み取り、自動で動画化させることで、相互理解や社内コミュニケーションの促進を叶える
・経営陣のメッセージを定期配信し、インナーブランディングを強化させる
・現在ある研修資料を動画化して、研修番組を作成する
・効率的に多言語での情報発信を叶え、広報業務の生産性を向上させる
・健康診断や年末調整の締め切りの告知などの全社員宛のポータルメッセージを配信し、部門の作業効率を上げる

業務連絡や社内教育での活用イメージ

情報はクイズ形式でも発信できる

実現したい未来を共有し、新しい文化を醸成していく

【データビズラボ】QUICK Smart Brainはどのようなチームで開発されましたか?

QUICK Smart Brainは4人のメンバーで開発を行いました。本格的な開発は、3〜4ヶ月で実施しています。

どれだけ優れたサービスを開発しても、数年経つと世の中のニーズは変わっています。精度の高いサービス開発と、スピード感のバランスを取ることを重視して開発を進めました。

弊社は金融機関向けのサービスを展開していることもあり、堅実なカルチャーです。しかし、生成AIの流行をきっかけに、新しいことへチャレンジしていきたいというメンバーも増えてきました。そこで、違う文化で育ってきたメンバーたちで、新しい文化を育てていこうと、少数精鋭のチームを立ち上げました。

社内の他のメンバーには、「新しい文化を作っているので協力して欲しい」とのスタンスで、様々な業務を手伝ってもらっています。今後は、事業推進チーム、営業・企画・開発・広報などと連携しながら進める予定です。

【データビズラボ】異なる文化のメンバーと協力して仕事を進める際に、重視している価値観などはありますか?

実現したい未来を共有し、同じ方向を見て仕事することを重視しています。

特に、QUICK Smart Brainを開発すること自体が仕事ではなく、QUICK Smart Brainを通してどのようなことをしていきたいのか未来を伝えることを意識しました。

また、言いたいことは伝え合い、お互いに納得して仕事ができる環境を作ることも大切にしています。どれだけ同じ方向性を見て仕事を進めるのかが、本質的な成果を出すために重要だと考えています。

ビジネスの気づきとなる情報提供を実現する

【データビズラボ】QUICK Smart Brain で実現したい未来とはどのようなものですか?

デジタルネイティブな状況や、自分好みの情報がキュレーションされやすい世の中ですが、特定の情報しか得られない状態は、ビジネスシーンでリスクともなりえます最低限必要な情報やリテラシーを身につけるために、情報収集方法も時代に即した形で進化を遂げる必要があるでしょう。

QUICK Smart Brainは、自分が情報を取りに行かなくても、ビジネスシーンに最適化された情報が降ってくるような環境(情報空間)を整え、そこから気づきを得てビジネスができるような状態を実現します。

時代に即した形でビジネスの高度化を実現すべく、今後もQUICK Smart Brainは進化し続けていきます。

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