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「声の社内報」とも呼ばれ、社内コミュニケーション活性化の目的で導入されている「社内ラジオ」。テレワークやハイブリッドワークの実施で従業員間の交流が減っている昨今、注目されている組織開発の取り組みのひとつです。
社内ラジオの導入を検討する際に気になるのが運用面です。コンテンツや機材の準備はどうすれば良いのか気になる方は多いでしょう。
本記事では、自社のコミュニケーション活性化を目的に社内ラジオを検討している方に向けて、運用メリットやおすすめツールなどをご紹介します。
目次
社内ラジオとは
社内ラジオとは、社内向けに配信するラジオ番組のことです。「声の社内報」とも呼ばれています。情報共有や自社への理解促進、従業員のモチベーション向上、チームワークの醸成などの効果が期待できます。
仕事中や休憩中、通勤時などに「ながら聞き」できるのが特徴。取引先や業務のやりとりで社内のお知らせが埋もれてしまいがちな従業員も、耳なら空いていることが多いので、音声で重要な情報をキャッチできます。
社内ラジオを運用するメリット
社内ラジオを効果的に運用するために、導入することで得られるメリットを把握しておきましょう。自社で抱えている課題の解決に繋がるかどうかも確認したいポイントです。
メリット1.社内コミュニケーションの活性化
社内ラジオは、社内コミュニケーションの活性化が期待できる取り組みです。他部署の取り組みや普段関わりの少ない従業員の頑張りなどをラジオで知ることをきっかけに、交流が生まれます。テレワークやハイブリッドワークの導入により、従業員同士の雑談が少なくなっている場合は特に高い効果を得られます。
メリット2.メンバー同士の相互理解
社内ラジオを通じて、メンバー同士の業務以外での一面を知れるのもメリットです。例えば、社員インタビューを定期的に配信すれば、全社員の人となりをなんとなく把握することができます。
普段の業務で関わりがないと、人となりやその人の考え方、価値観を知ることはできません。社内ラジオであれば直接的に会話をする機会がなくても、メンバーのパーソナルな面を知ることが可能です。
メリット3.効率的なノウハウや知識の共有
社内ラジオは業界の知識やノウハウを知ることのできる勉強ツールとしても役立てられます。社内のエキスパートやエグゼクティブに声をかけ、その人に話を聞くことでラジオを通じてノウハウや知識の共有が行えます。
また、前述したように業務中は意外と耳ならあいているケースも多いもの。事務作業をしながら聞けるため、効率的に情報収集可能です。
社内ラジオの活用事例
社内ラジオに対して、コンテンツを考えるのが大変なイメージを持っている方は少なくありません。内容によって視聴数が伸びなかったり、効果が出なかったりするので、コンテンツの選定は重要なポイントです。
次に、どんな放送をしていけば良いか迷っている方に向けて、高い効果を得られる社内ラジオの活用事例をご紹介します。
社長メッセージ・経営メッセージの発信
従業員数が増えると、社長や経営層と直接やりとりできるメンバーは限られていきます。社長メッセージや経営メッセージの配信は、社内で一丸となって目標を達成する一体感を高める際に効果的です。頻度は低くても構わないので、定期的に社長や経営層のメッセージ配信を行うことで、経営陣を身近に感じてもらいやすくなります。
社内ニュース
社内ニュースの放送は、テキストでの情報を追うことが難しい従業員も気軽に社内の動きを把握できるので喜ばれます。ニュースリリースの内容やそれを受けた社外からの声を紹介したり、社外には出していないメンバーの頑張りなど、さまざまな情報を社内ニュースとして扱うことができます。
社内イベント
周年イベントや社内でのちょっとしたイベントを放送することもおすすめです。イベントは必ずしも全員が出席できるとは限りません。社内イベントの放送であれば、参加できない従業員も仕事や自宅にいながら「ながら聞き」ができます。
イベントはその場の空気感が大切なので生配信をしつつ、アーカイブ放送を残しておくとよいでしょう。
オンボーディング
新しいメンバーが増えたタイミングで行うオンボーディングは、社内ラジオでも実施できます。自社の沿革や経営理念、ミッション・バリューの共有など、自社理解を深められるような内容を放送しましょう。既存社員が改めて自社を理解するきっかけにもなります。
アンケートとその回答
社内向けに実施したアンケートの結果を伝えたり、従業員からの質問に回答したりする放送は、従業員の自社への理解を深める際におすすめです。
アンケートや質問への回答はどうしても固い内容になりやすい上、文章で正確に伝えるのが難しい場合もあります。社内ラジオであれば口頭で補足を入れながらわかりやすく、そしてカジュアルに伝えられます。
社内ラジオを始めるために必要なもの
実際に社内ラジオの収録を始める前に準備するものがあります。それが音声配信ツールと収録機材です。
従業員に楽しく聴いてもらえる社内ラジオの運用に必要なものなので、順番に準備してください。
音声配信ができるツール
社内ラジオを始めるために、まずは音声配信ができるツールを用意しましょう。「Voicy」「Stand.fm」「Podcast」などのプラットフォームを用いれば、比較的容易に社内ラジオを配信することができます。ツールは有料のものと無料のものとがあるので、予算に合うツールを選びましょう。
また、音声だけではなく映像でも情報共有していきたい場合は、オフィスサイネージを導入することも一案です。「QUICK Smart Brain」のような生成AIで自動で動画・音声でのコンテンツ生成が可能なツールを活用することで、効率的に制作から配信まで実施できます。
マイクやカメラなどの機材
マイクやカメラなどの収録機材の準備も必要です。マイク本体・マイクスタンド・ケーブル、映像も配信する場合はカメラなどを用意します。
最低限MP3音源を収録できる機材であればラジオとして成立はするものの、雑音が入ってしまったり、細かい音声は聞き取れなかったりすることがあるので、クオリティを重視したい場合には性能の良い機材を準備しましょう。
録音したデータを編集するため、ファイルを取り込みやすいのかなども考慮して機材を選ぶようにしてください。
社内ラジオの配信におすすめのツール
社内ラジオを配信するには、いくつかの方法があります。すでに自社で利用しているツールとの組み合わせや従業員の視聴のしやすさなどを考慮して、適切なツールを選びましょう。
ポッドキャスト配信システム
画像出典:SoundCloud
ポッドキャスト配信システムとは、音声番組の一括配信や管理ができるシステムのことです。ポッドキャストCMSとも呼ばれています。RSSと呼ばれるコードを用いて、各種ポッドキャストツールに音声を配信する仕組みになっています。
ポッドキャスト配信システムには、有料と無料のものがあります。搭載されている機能も各種システムごとに異なるので、利用前には機能の有無を確認しましょう。日本国内では「Anchor CMS」「SoundCloud」などが主に使用されています。
Web会議システム
画像出典:Zoom
Web会議システムも社内ラジオの配信ツールとして利用できます。主に「Zoom」や「Google Meet」などが使われています。録画機能を活用して収録し、録画データを配信すれば社内ラジオとして楽しめます。すでにWeb会議システムを導入している場合、従業員が操作に慣れているため、ラジオを聴くハードルが低いのも特徴です。
コミュニケーションツール
画像出典:Slack
「Slack」や「Discord」などのコミュニケーションツールも、社内ラジオの配信ツールとして活用できます。ポッドキャスト配信システムやWeb会議システムと組み合わせて使うのがおすすめです。
Slackは収録したラジオの音声と映像を配信する際に便利です。一方、Discordは社内ラジオの生配信時にコメントを投稿する場として使えます。
普段利用しているコミュニケーションツールがある場合は、そのツールを社内ラジオの運用に紐づけられないかを検討してみてください。
オフィスサイネージ
動画や音声コンテンツを配信できるオフィスサイネージは、10〜15分程度の社内ラジオの配信にぴったりのツールです。休憩スペースにオフィスサイネージを設置すれば、休憩時にラジオの視聴を促せます。
長尺回の広報活動ツールとしても活用可能です。収録したラジオの一部を切り抜き、テキストを入れてオフィスサイネージで再生することで、従業員の興味・関心を喚起させられます。
まとめ
「声の社内報」である社内ラジオは、テキストや画像をメインにした従来の社内報に比べて手間をかけずに運用することができます。仕事中や休憩中など、他の作業をしながら聞くことができるので視聴する従業員が比較的多い傾向にあり、社内コミュニケーションの活性化に繋がりやすいのも特徴です。
自社課題の解決に繋がることを意識しつつ、従業員が聞いていて楽しい・面白かったと感じるコンテンツを用意し、楽しく社内ラジオを運用しましょう。
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