株式会社WizWe様は、メンターサポート付き習慣化プラットフォーム「Smart Habit」を開発・運営している企業様です。
当社とWizWe様は、語学研修における学習者およびメンターチームの行動ビッグデータを解析・ビジュアライズし、学習の習慣化および成果向上を実現する協業プロジェクトをスタートしました。当社ではWizWe様のユーザーの行動データの解析や学習完了のポイントとなる指標を設定し、データの解析及び可視化サポートを行っています。
▼WizWe様と行っているデータ可視化の一例
この結果以下を実現しました。
- 従来行っていたデータ分析に掛かる工数の削減
- 分析結果の迅速な反映によるメンタリング(Smart Habitメンターサービス)クオリティの向上
- 学習進捗にベストなタイミング・手段でメンターフォローを実行するサイクルの最適化
この取り組みに対して、どのような背景や課題があったのか、そして今後の展望などについて、同社代表取締役・森谷幸平様にインタビューしました。
社内のデータ活用で成果を上げたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
課題と背景
▼株式会社WizWe様代表取締役 森谷様(写真中央)
“データ分析と可視化でお客様からさらなる信頼を得たかった”
当社がサービス展開している「やり抜きに伴走する」「習慣化を実現する」という領域では、信頼性の獲得が課題です。
Smart Habitでは「完了率90%」「学習習慣化率が大きく向上」と表現していますが、お客様に対してこれらをさらに説得力のある形で感じてもらいたいと考えていました。
そこで、学習者とメンターの行動データを深く解析・そしてデータ可視化を通じて、Smart Habitの付加価値を更に説得力を持った形で表現することを考えました。
“横断的かつ体系的にデータ利活用する価値を認識”
Smart Habitを2020年6月に本格リリースしてからは、より体系的なデータを蓄積できるようになり、学習習慣化フォロー効果の横断的な分析が可能になりました。
その前にも1万人ほどの学習伴走データがあり、そのノウハウを活用することで、習慣化を実現していましたが、Smart Habitによる体系的なデータ蓄積の実現によって、さらに横断的に、様々な学習習慣化フォローの効果がとれるようになりました。
まずはデータを蓄積し、その後にデータの可視化をしたいと考えました。そこで、2020年6月から10月まではSmart Habitを用いた運用でデータをまず蓄積することに重きを置き、次にここからどのようにしてデータの可視化や分析を進め、利活用していくかを考えました。
データビズラボと共にデータ分析を始めた理由
“ビジネスやミッションの理解して分析・可視化頂くことが大きな価値であった”
Smart Habitの付加価値を分析するという課題の解決法を求めていた際、以前聴講したデータビズラボ代表永田様のデータビジュアライゼーションに関する講演に出席したことを思い出しました。その時永田様は独立・起業前だったと思います。
その講演以降、永田様のデータ分析や可視化についての発信をSNSでフォローしており、データ分析や可視化に関する知見を参考にさせていただいていました。データに関する想いと熱量の高さを強く感じていたため、Smart Habitの付加価値を可視化するという課題解決法に関する助言をデータビズラボ様へ依頼しました。
取り組みの成果
“可視化されたデータによって顧客や新規事業パートナーからより厚い信頼構築が可能に”
今回、データビズラボ様と共に学習行動ビッグデータの分析・可視化を行ったことによって、Smart Habitのフォロー成果を具体的な時系列推移として見ることができました。
これまでとは別の「可視化されたデータ」の表現によって、より厚い信頼獲得・構築が可能になったこと、そしてサービスの効果を再確認できたことは、当社にとって大きく意味あるものでした。
また、今回の取り組みによって、データの可視化には人を動かす力があることを再認識しました。まだ取り組みは始まったばかりではありますが、今後の分析でさらなる効果を得られると確信しています。
“データ可視化によりサービスイメージが具体化された”
当社が行っているフォロータイプ/内容の切り分けや、習慣化の成果が様々なデータの可視化として目に見えるようになることで、サービスイメージが具体的になり、社内でも議論が更に進むようになりました。
当社のサービスの「習慣化の実現」は、前例がないコンセプトである分、イメージが湧きにくいかと思います。そして「行動習慣を変える」「行動変容」というワードは、高額で、やるのもすごく大変、という印象を持たれますが、実際はそうではありません。少ない予算、かつ毎日少しだけ追加して頑張ることをコツコツ続けることで、時間の使い方は着実に変わっていきます。
このことを全て可視化したデータで表現し、信憑性を持たせることによって、習慣化は大変だというイメージを覆していきたいと考えています。
成果を生み出すために重要なこと
”お客様を思いやる心と熱量、気合い”
成果を生み出すために重要なことは、お客様を思いやる心と熱量、そして気合いだと考えています。
当社のサービスには、お客様の成果を自分のことのように感じ、最後まで粘り強く伴走することが根幹にあります。あとは、コツコツと、時に泥臭く、時に本当に涙も流しますが、一生懸命にフォローすることです。こうして成し遂げられた成果を、お客様である企業様や学校様に喜んでいただけることは、我々にとってもとても嬉しいことです。
一つひとつのデータは単なる数字の羅列ではなく、その習慣を実現したいという想いや挫折しそうになってもコツコツと続けた人のストーリーが反映されたものです。学習習慣化データは非常に貴重なデータであり、蓄積し続けるには努力の継続も必要です。
今後の取り組み
”当社ビジョンを実現するため、データ活用を継続的に行っていく”
当社のビジョンは「100億人に達成感を」です。
これを実現するため、継続的にデータ活用を行っていきます。
具体的には、Smart Habitを圧倒的低コストにして、多くの勝ちパターンを分析・蓄積していきます。その後は、この勝ちパターンを世界中の教育や健康の習慣で課題がある領域へ開放し、誰でも使える状態にしていきます。当社は、これによる日々の運動と食生活の習慣改善で、健康な身体と明るい笑顔が長く続く状態への手助けをしていきたいと考えています。
これを実現するには、データ量や予測分析、分析結果をフォローに組み込むといったデータ活用の取り組みがまだまだ足りません。
これからデータ分析・可視化に取り組む会社へのアドバイス
我々自身の取り組みもまだまだこれからですので、アドバイスは控えます。
しかし、「データを用いて何を実現したいか」が重要になると思います。私たち自身がまだまだこれからですが、やはりデータは人間活動が生み出しているものですし、データの生成過程を想像して見た時に、そこに人の想いとか、様々な感情が込められているので、そうした所を今後も大切にしていきたいと考えています。
おわりに
昨今、社内におけるデータ分析・可視化に課題を感じている企業は少なくないでしょう。
実際、社内でデータ分析や可視化を実践しようとしても、データ分析人材を雇用・育成することは簡単ではありません。また、雇用できたとしても、高い質を維持するのは非常に大変です。
このようにデータ分析について悩まれている企業様はぜひ、そのスピードを担保するために外部サービスの活用をご検討ください。
データを正しく分析し、可視化し続ければ、企業様のプロダクトやプロモーションに自然と説得力をもたらす仕組みを作ることができます。
データビズラボでは、あらゆる業種、業界のお客様の現状を把握し、何を分析すべきかのWHATの整理から、必要なデータ分析研修・トレーニングやコンサルティングをご提案・支援をし、成果を出してきました。以下の当社サービス紹介をご参考ください。
「データを通じて伝えることで貴社サービスやプロモーションに説得力を持たせ、顧客との信頼構築を強固にする」という私たちの考えとプロセスは、どのビジネスにも共通するものです。
興味を持たれた方はぜひ、今お持ちの悩みをお話しください。私たちのノウハウを全てお伝えします。
クライアント名 株式会社WizWe様
https://www.smarthabit.net
株式会社WizWe様プレスリリース記事
本プロジェクトを、プレスリリースとして発表していただきました
習慣化プラットフォームSmart Habit データビズラボと協業し学習行動ビッグデータをビジュアライズ 学習習慣化と成果の向上を実現