膨大なデータ行き交う現代において、ビジネスにおける効果的なデータ活用は重要度を増しています。
当社のデータ戦略策定支援サービスは、より効率的で効果的なデータ活用を実現するための「データ戦略」を策定するプロセスを支援します。
なぜデータ戦略が必要なのか
今日、まったくデータを用いていない組織というのはもはや存在しないでしょう。しかしデータ活用の効率や効果の大小は、年を追うごとに企業間で大きな差が開いてきています。これはデータの重要性に気づき組織的な行動を起こした組織とそうでない組織のコントラストです。現在のビジネス環境では膨大な種類と量を持ったデータが日々生み出されています。このような環境では、社内の一握りの担当者の創意工夫で価値あるデータを選び出し、ビジネスを変革し得るようなデータ活用を生み出すことはもはや困難なのです。
実際に、以下のような悩みをお持ちではありませんか。
- 社内でデータの重要性が認識されていない
- データに基づいて判断することを良しとしない風土がある
- データ活用は一部の担当者任せになっており属人化している
- 現場のデータを活用できている社員はごくわずか
- データを有効に活用する方法やプロセスが不明確
- データ分析の専門家や専門部署が社内にない、あってもうまく機能していない
- それぞれの部署でデータを管理するシステムがバラバラ
- データが散在しており、情報の共有や統合が困難
- データが各システムに留まっており統合されていないため、分析に必要なデータを取り出せる状態にない
- 会社全体の数字の見える化が出来ていない
- 経営層向けのレポートやデータ分析においてExcelでの手打ちやデータ加工に多くの工数がかかっている
- 事業部ごとにツールの使い方がバラバラで活用方法も共有されていない
- データを収集・管理・分析する明確なガイドラインや目的が欠如している
- データを管理できておらず、データセキュリティとプライバシーのリスクに不安
こういった課題を解決するためには、組織としてデータ活用の青写真とロードマップを描くこと、すなわちデータ戦略の策定が必要です。データ戦略を策定することで、組織にとって価値あるデータと活用方法が方向付けられ、それを実施する環境と体制が定義され、そこへ至るためのストーリーが明確化されます。データ戦略は言わば、データに満ちたビジネス環境を進むための地図のようなものです。
当社のデータ戦略支援サービスの特長
私たちデータビズラボはデータ戦略支援サービスをはじめとしたデータ領域に特化したコンサルティングファームです。組織がデータを戦略的な資産として最大限に活用し、ビジネスの成果を最適化するための総合的なソリューションを提供しています。以下に、私たちのサービスの特徴と強みをご紹介いたします。私たちのデータ戦略支援サービスは、組織がデータを最大限に活用し、競争力を強化するための強力なツールとなります。高度な専門知識、カスタマイズされたアプローチ、継続的なサポートを通じて、お客様のビジネスの成功を確かなものにします。
経験豊富なデータプロフェッショナル
私たちは経験豊富なデータ戦略コンサルタントを有しています。データ戦略の策定と実行において幅広い業界経験と専門知識を持ち合わせており、お客様の特定のビジネスニーズに合わせた戦略の構築をサポートします。様々な業界バックグラウンドを持つコンサルタントの中から最適な経験を有する人物をアサインすることで、お客様のビジネスを深く理解した上でのご提案が可能です。また、社内組織組成やコンセプト策定の豊富な知見を活かし社内の円滑な推進をサポートいたします。
データ領域の実務に基づいた専門知識
私たちはデータ領域の専門知識を有しています。すべてのプロフェッショナルが実践的な経験を有しており、データから有益な洞察を引き出します。組織の特性やビジネス目標を理解し、戦略的なデータの活用方法を共に検討し、最適な戦略と実施計画を策定します。また、個別の要件に適合し、組織の成果を最大化するために設計しています。
戦略策定といった上流工程においては実現性への配慮がその後のデータ活用推進の難易度を左右します。可視化や分析の実践的な経験のあるコンサルタントだからこそ、オペレーションまで考慮した質の高い戦略を構築することが可能です。
継続的なサポートとモニタリング
私たちはプロジェクトの開始から終了まで継続的なサポートとモニタリングを提供します。
データ戦略の実施においては、状況の変化や課題の特定、改善の必要性が生じる場合があります。私たちはお客様と密に連携し、戦略の進行状況をモニタリングし、必要な修正や最適化を行いながら、成功への道筋を描きます。
データ戦略支援の進め方
以下に当社における一般的なデータ戦略支援の進め方の例を紹介します。当社は以下の一連のご支援を、お客様への理解を深めながら一気通貫で実施することが可能です。
ヒアリング
最初にお客様のビジネスニーズやデータに関する目標と課題感を詳しくヒアリングします。戦略策定においては経営層から現場まで幅広い階層の生の声を聴き、データプロフェッショナルの視点で掘り下げることでより本質的な課題に迫り、データ戦略のコアとなる価値を見極めます。
現状分析と評価
データ状況や組織のデータ活用状況の現状を詳しく分析し、ヒアリング結果と合わせて現状のデータの収集・管理・活用のプロセスやツールを評価します。データの品質、セキュリティ、可視化といったデータ領域だけでなく、ビジネスニーズやデータに関わる社内体制などの各側面を検討し、現状の課題と改善点を特定します。
戦略立案
データ戦略案をドキュメントとして作成します。
戦略立案では最初に、事業のミッションやビジョンといったトップダウンで示される方向性と現場での意向や実現性をつなぎ合わせ、全社最適な”あるべき姿”を定めます。そして、ここから導き出されるデータの収集・統合・分析・可視化のプロセスやツール、必要なリソースとスキルセットを定義します。ここではデータと分析可視化そのものだけでなく、それを継続的に実施するためのデータガバナンスやセキュリティポリシーの策定も含まれます。
参考:『データガバナンスとはデータマネジメントを監督すること』
戦略立案の重要なポイントとして、以下が挙げられます。
データ分析基盤(データ活用基盤)
データ分析基盤、またはデータ活用基盤は、組織がデータを収集、保存、管理、分析するための技術的なインフラストラクチャです。データ分析基盤は、データの収集から分析、可視化、洞察の生成までのデータ活用のプロセスを支えます。
データカタログツール
データカタログツールは、組織内のデータ資産(データセット、テーブル、ファイルなど)のメタデータを管理し、データの可視化、探索、利用を支援するためのツールです。データカタログツールは、データ管理とデータ活用の効率化を促進する役割を果たします。
参考:『データカタログとは?必要な理由、作成手順、管理方法までを解説!』
データガバナンス
データガバナンスは、組織内でのデータの管理、保護、品質管理、規制遵守、およびデータ活用のルールやプロセスを確立するための枠組みです。データガバナンスは、データの信頼性と一貫性を確保し、データを組織全体で効果的に活用するためのルールや基準を策定します。
参考:『データガバナンスとはデータマネジメントを監督すること』
“あるべき姿”に向けて必要なものが明らかになったのち、それらについて知見に基づいて難易度評価や優先順位を定め、最終的にロードマップとして整理します。
実行計画の策定
データ戦略の実行計画を策定します。戦略記載の内容を実現するための具体のタスクやステークホルダーを明確化し、プロジェクトのスコープやスケジュール、体制図として具現化します。また、リソースの確保や予算の見積もりも行います。
実施と監視
実行計画に基づいてデータ戦略を実施し、進捗を監視します。データ収集やクレンジング、分析ツールの導入、スキルの向上など、具体的なタスクを実行し、プロジェクトの進行状況を管理します。記載したタスクはいずれも当社で対応が可能ですので、戦略立案を通じて得られたお客様理解を踏まえた円滑なご支援が可能です。
継続的な改善
データ戦略の成果を評価し、必要な修正や改善点を特定します。定期的な評価と改善を行いながら、組織へのフィッティングと高度化の両面でデータ戦略を継続的に進化させます。
トレーニングとサポート
データ戦略の成功に向けて、関係者のトレーニングやサポートを提供します。データの適切な収集や分析方法のトレーニング、ツールの使用方法のサポートなど、必要な知識やスキルを提供します。
事例
当社の支援実績の一部は以下です。非公開実績もございますので、詳細はお問い合わせください。