SaaS(Software as a Service)は、ソフトウェアをクラウド上のサービスとして提供し、利用者はインターネット経由で機能を使う形態です。インストールやサーバー運用を利用者側で抱えにくく、契約すればすぐ使い始められる点が特徴でしょう。料金は月額・年額のサブスクリプションが多く、機能追加やセキュリティ更新は提供側が継続的に行います。
実務では、導入の速さだけでなく、データ連携と権限設計が成否を分けます。SaaSごとに顧客IDや項目定義が違うため、CRMやDWHとつなぐ場合は、データモデルと名寄せのルールを先に整えると手戻りが減ります。利用者の増減が起きやすいので、SSOやIDaaS連携、権限の棚卸し、監査ログの取得まで含めて運用すると統制が保ちやすいです。
注意点は、サービス停止や仕様変更、料金改定などが利用者側の都合だけではコントロールできないところです。SLAやデータの取り出し方法、解約時のデータ移行、バックアップの範囲を事前に確認し、必要なら代替手段も含めたリスク対策を用意しておくと安心です。

