Entity Resolutionは、複数のデータソースに散らばるレコードが「同じ人物・同じ企業・同じ商品」を指しているかを突き止め、統合するためのプロセスです。名寄せ、重複排除、ID解決、レコードリンケージと呼ばれることもあり、CRMやCDP、マスターデータ整備の土台として重要になります。表記ゆれや欠損がある前提で一致判定を行うため、単純な完全一致だけでは運用が回りにくいでしょう。
運用では、確定ルール(メールアドレス一致など)とスコアリング(住所や社名の類似度など)を組み合わせ、誤統合(false positive)と取りこぼし(false negative)の許容範囲を先に決めます。統合後の「正」とする属性をどこから採るか、変更履歴と根拠を追えるかまで整えると、後から監査や再処理が必要になっても崩れにくいです。

