CDP(Customer Data Platform)は、顧客に関するデータを集約し、同一人物として扱える形に統合して、マーケティングや営業などの施策に使える状態へ整えるための基盤です。Web行動、購買履歴、アプリ利用、問い合わせ履歴などが別々に散らばっていると、配信や分析の判断が場当たりになりやすく、CDPはこの分断を埋める役割を担います。
運用で重要になるのは「誰を同一人物とみなすか」というID統合のルールと、同意管理や権限設計を含むガバナンスです。メールアドレスや会員IDがないデータは結合精度が落ちるため、識別子の設計、名寄せロジックの透明性、再処理時の整合性を最初に詰めておくと混乱が減ります。施策の即時性を重視するリアルタイム連携と、分析向けの履歴保持は要件が衝突しやすいので、用途ごとにデータモデルと更新頻度を分けて設計すると扱いやすくなります。

