BLOB storageは、画像や動画、ログ、バックアップなどの大きな非構造データを、塊(Binary Large Object)として保存する仕組みです。ファイルやオブジェクトをキーで管理し、付随するメタデータと一緒に扱える点が特徴になります。クラウドではオブジェクトストレージとして提供されることが多く、データレイクの保管先としても使われます。
実務では、参照頻度や更新頻度が低いデータを安価に長期保管し、必要なときだけ取り出す用途と相性がよいでしょう。一方で、細かいランダム更新や複雑な検索は得意ではないため、検索用のインデックスや別ストアを併用する設計が現実的です。大量ファイルでは命名規則、ディレクトリ設計、メタデータの付け方が運用性を左右します。
運用設計では、アクセス制御、暗号化、監査ログ、ライフサイクル(アーカイブや削除)を最初から決めることが欠かせません。整合性モデルやバージョニング、リージョン冗長の考え方はサービスごとに違うため、要件に合わせて確認しておくと安心です。分析基盤では、取り込み時点のスナップショットを残し、再処理できる状態を作るとデータ品質の担保につながります。

