マクロは、個別の事象ではなく全体の傾向や構造を大きな単位で捉える視点です。経営や事業の議論では、市場全体、事業全体、組織全体の動きを見るときに使われます。ミクロが「個々の顧客や取引」を起点にするのに対し、マクロは「全体の平均や総量」を起点に考えるという整理です。
データ利活用では、売上や粗利、継続率、稼働率などの全社KPIを集計し、トレンドや季節性、構造変化を把握する分析がマクロに当たります。マクロ指標は意思決定の方向性を素早くつかめる一方で、部署やチャネルの差が平均に埋もれるため、異常や課題の原因を直接は示しにくいです。集計粒度と切り口を固定し、必要に応じてミクロへドリルダウンできる設計にしておくと運用が安定します。

