ヘッダ情報は、データ本体の前後に付くメタデータで、内容の解釈や処理方法を示す付帯情報です。ファイルや通信プロトコル、ログ、データ連携の各所に存在し、データ本体だけではわからない「形式・属性・文脈」を補います。CSVの先頭行のカラム名も広い意味ではヘッダ情報の一種で、実務では「ヘッダを見れば扱い方がわかる状態」を作るのが目的です。
データ連携では、文字コード、区切り文字、改行コード、バージョン、生成日時、送信元システム、件数、チェックサムなどがヘッダ情報として使われます。HTTPならContent-TypeやAuthorization、ETagのように、受け手が正しく処理するために必要な情報がヘッダに載ります。ログ基盤でも、タイムゾーンやスキーマバージョンが欠けると、集計結果の解釈がズレたり、再処理が破綻したりしかねません。
運用で問題になりやすいのは、ヘッダ情報の定義が曖昧で、システムごとに意味や表記が揺れることです。たとえばカラム名の変更が下流を壊す、日時の表記が混在して時系列が崩れる、といった事故は典型でしょう。ヘッダ情報は仕様として固定し、バリデーションチェックで検出し、変更管理とセットで更新する運用にすると、データ連携が安定します。

