インタラクティブダッシュボードとは、指標やグラフを一覧できる画面に、フィルタやドリルダウンなどの操作機能を持たせ、利用者が自分で切り口を変えながら分析できるダッシュボードです。静的なレポートと違い、部署や期間、商品カテゴリのような条件をその場で切り替えられるため、疑問に対してすぐに数字を確かめやすくなります。
インタラクティブダッシュボードは、関係者が共通の指標を見ながら意思決定する場面で効果を発揮します。会議のたびに集計を作り直す負担が減り、質問が出たときも画面上の操作で確認できるため、議論のスピードが上がるでしょう。データ利活用の定着には「見たいときに見られる」状態をつくることが重要で、その入口としてダッシュボードが選ばれることが多いです。
具体例として、売上ダッシュボードで「地域→店舗→商品カテゴリ」の順に掘り下げたり、顧客分析で「新規/既存」「業種」「プラン」などのフィルタを切り替えて傾向を確認したりします。運用現場では、エラー率や処理遅延の監視画面にフィルタを用意し、影響範囲を素早く特定する使い方もあります。
使いやすいインタラクティブダッシュボードを作るには、指標の定義を揃え、操作しても結論がぶれないように集計粒度や計算ロジックを統一することが欠かせません。自由度を上げすぎると、重くて使われない、解釈がばらつくといった課題が出るため、利用シーンに合わせて必要な操作に絞る設計が重要です。

