イベントログとは、Webサイトやアプリ、業務システムで発生した出来事を「イベント」として記録したデータです。イベントには、発生時刻、ユーザーID、操作対象、発生場所(画面やURL)、端末情報などの属性を持たせ、後から分析や監視に使える形で保存します。
イベントログは、ユーザー行動の分析やプロダクト改善、障害検知、監査対応など、幅広い目的で活用されます。アクセス数の集計だけでは見えにくい「どのボタンが押されたか」「どの手順で離脱したか」を確認できるため、改善の根拠になりやすい点が特長です。業務システムでも、データ更新や権限変更の記録を残すことで、不正や誤操作の追跡がしやすくなります。
具体例として、ECサイトでは「商品閲覧」「カート投入」「購入完了」をイベントとして記録し、購入までの経路や離脱ポイントを分析します。SaaSでは「機能Aを利用」「設定画面を保存」「エラーが発生」といったイベントをログに残し、利用状況の可視化やサポート対応の一次調査に活かすケースが一般的です。
イベントログを使える状態にするには、イベント名と属性の定義を統一し、同じ行動が同じ形式で記録されるように設計する必要があります。ログ設計が曖昧だと分析結果がぶれやすくなり、施策判断やアラート運用の信頼性も落ちてしまいます。

