ユーザビリティテストは、想定ユーザーに画面やプロトタイプを操作してもらい、使いにくさや迷いを行動から特定する評価手法です。アンケートで印象を聞くのではなく、タスクを完了できるか、どこで止まるかを観察して確認します。UI改修や新機能のリリース前に、失敗しやすい導線を潰す目的で使う場面が多いでしょう。
実務では、まず目的と評価観点を決め、参加者に「資料請求を完了する」「設定で通知をオンにする」など具体タスクを提示します。操作の様子と発話を観察・記録し、詰まりポイントが再現する条件まで残すのが基本になります。成功率、所要時間、エラー回数、迷いの箇所、途中離脱などを指標として整理すると、改善案の優先順位が付けやすいです。
つまずきやすいのは、テストが好みの議論に寄り、行動の事実が薄れることです。観察ログと発言をセットで整理し、どの画面要素がどの誤解を生んだかまで言語化する姿勢が重要になります。少人数で回して修正し、再テストで確認する短いサイクルのほうが、改善が前に進みやすいでしょう。

