ミクロは、物事を小さな単位に分解し、個々の要素や現場レベルの動きを詳しく見る視点です。経済でいうミクロ経済のように、個人・企業・取引などの単位での意思決定や変化を扱う場合に使われます。マクロが社会全体や市場全体を見る視点だとすると、ミクロは「一件一件」「一人ひとり」を起点に考える立場でしょう。
データ利活用では、ユーザー単位や取引単位のデータ(行動ログ、購買履歴、問い合わせチケットなど)を扱う分析がミクロに当たります。ミクロ分析は原因の仮説を立てやすく、改善案を具体的な施策に落とし込みやすいです。一方で、データのばらつきが大きく結論が不安定になりやすく、個人情報や機微情報の混入リスクもあります。
実務では、ミクロで見つけた示唆を、マクロのKPIや意思決定にどう接続するかが重要です。分析単位(顧客、注文、セッションなど)を最初に固定し、集計の切り口と再現手順まで合わせて設計すると運用が崩れにくいです。

