データオーナーとは、特定のデータセットやデータ領域に対して、利用目的や取り扱い方針の最終責任を持つ役割です。データの「正」となる定義や、誰がどこまで使えるかを決める立場として位置付けられます。ITの管理者ではなく、業務側の責任者が担うケースも多いです。
データオーナーは、データ分類(機密区分など)、アクセス権限、外部共有の可否、保存期間といったルールを決め、変更の承認も行います。データ品質の要求水準や、品質が崩れたときの対応方針を定めることもデータオーナーの責務になります。監査や説明責任が必要になったときに「誰が判断したか」を示せるよう、承認の履歴や監査証跡を残す運用が重要です。
実務では、データオーナーが方針を決め、データスチュワードやデータ管理担当が日々の運用を支える分担がよく採られます。担当が曖昧だと、SSOTの維持やデータ民主化の推進で合意形成が止まりやすいため、データ領域ごとにデータオーナーを明確にしておくと進めやすいです。

