ClickHouseは、分析用途に特化した列指向(カラム型)のデータベースで、ログやイベントなどの大量データを高速に集計するために設計された仕組みです。圧縮と並列処理が効きやすく、秒単位で更新されるダッシュボードやアドホック分析でも高いスループットを狙えます。
実務でよく使うのは、MergeTree系エンジンを前提に、パーティションと並び順(ORDER BY)で読み取り効率を作る設計です。主キーは行を一意にする制約というより、スパースインデックスの効き方を決める要素なので、クエリの絞り込み条件に合わせて設計すると効果が出やすいでしょう。
運用では「追記が基本」という前提を置くと扱いやすく、頻繁な更新や削除はミューテーションで重くなりやすい点が注意点です。小さなINSERTが大量に入るとパーツの増加とマージ負荷が跳ねやすいため、バッチ化、TTL、レプリケーションやシャーディングの設計、クエリごとのメモリ消費の監視までセットで整えると安定します。

