BI(ビジネスインテリジェンス)は、社内外のデータを集計・可視化し、経営や現場の意思決定を支える仕組みや取り組みです。ダッシュボードやレポートでKPIの状況を見える化し、「今どうなっているか」を素早く把握できる状態を作ります。データ分析の高度さよりも、継続的に使える情報提供の仕組みとして定着させることが価値になります。
実務では、KPI定義と集計ルールを揃えることが最優先です。数字の定義が部署やツールで揺れると、ダッシュボードが増えるほど不信感が広がり、使われなくなります。データモデル(ファクトとディメンション)、粒度、更新頻度、権限、監査ログ、メタデータ整備まで含めて設計すると、運用で崩れにくいです。
つまずきやすいのは、可視化を作り込むほど更新が遅れたり、データ品質の問題が放置されたりして意思決定に使えない状態になることです。重要指標は少数に絞って「正の定義」を用意し、異常値検知やデータ到着遅延の監視をセットで回すと信頼が上がります。BIは単発のレポート作成ではなく、データを継続的に提供し続ける運用プロダクトとして扱うと成果につながりやすいでしょう。

