事例/三井住友海上デジタル戦略部様とパワフルな社内推進でデータ活用を下支え

英語もゴルフも学ぶのに時間がかかります。

データ分析も同じです。

しかし、データ分析のためのツールやシステムを導入した企業が、社員のデータ分析の学習支援を十分に行っていないことは、多いです。これでは、「英単語帳を買った」「ゴルフクラブのセットを買った」だけで、学習も練習もしないのと同じ状態になってしまいます。

ガートナーのリサーチでも、「大多数の企業がBIツールを採用しているものの、企業内個人への浸透は道半ば」という示唆にもあらわれています。

出典:ガートナープレスリリース

実際、社内のユーザーに対して施策や戦略的な社内推進活動(研修、サポート、コミュニティ)をしないと、ほぼ間違いなく活用が進まず、投資金額のほとんどが使われずに終わってしまいます。しかしながら、継続的にユーザーをサポートすることは自社では手が回らず現実的にはとても難しいものです。

 

当社はデータ活用・デジタル戦略(社内推進)の“旗振り役“として三井住友海上デジタル戦略部様をご支援させていただきました。

出典:三井住友海上火災様公式サイト会社案内より

 

本記事では、データ活用・デジタルトランスフォーメーションにあたり見過ごされがちな「社内推進、CoE(Centre of Excellence)、継続的な研修トレーニング」の当社が考えるポイントについて、事例とともに解説します。

“続けられる”仕組み・仕掛けづくり-研修企画設計・社内推進グランドデザイン-

当社は純粋なツールの一回限りの単発トレーニングもご用意はしているものの、お客様のご状況に合わせたご提案をするカスタムトレーニングの提供もしています。当社が研修企画設計・グランドデザインをするときにもっとも注意するのは、“継続したくなる仕組みと仕掛け”です。

1年単位で企画・設計する

社内推進は一朝一夕で成果が出るものではありません。しかし、多くの企業様が、社員の能力開発の活動として、社員に1-2日のツールのトレーニングを受けさせた後そのまま放置してしまいがちです。実際、新たなことを身につけ、組織を変化させていくには最低1年でのプランニングが必要です。その為に当社では、まず、仕組みや仕掛けの設計の前に、1年のタイムスパンで社内推進活動を企画・設計します。

理由としては、国内・海外の成功企業では数年単位で組織文化の変革を図っているのと、ワンショットの短い研修であってもその後のサポートがなければ続かなくなることを見てきているためです。

毎月の社内ユーザーコミュニティ(ユーザー会)の開催

毎月の社内ユーザーコミュニティ・ユーザー会を開催することで組織”Ignite”(イグナイト。ブーストさせる、の意)してほしいとのご相談も頂きました。

人は、ハードウェアやツール類など目に見えるものだけに意識が行きがちです。しかし、データ活用・DXの中核となるのは組織文化醸成です。そもそもデータを見て理解しようという意識からすべてが始まるからです。この意味で、人の集まりというのは非常に重要な意味を持ちます。

テクニカルな質問のQ&Aであれば、担当者が解決する社内ポータル(質問窓口)サイトというのはよくあります。しかし、コミュニティができることでもっとも大切なのは、個別具体的な技術の質問や解ではなく、ユーザーとコミュニケーションすることで潜在的なニーズや心配、懸念に気づくことができることです。

疑問や意見を共有できるような環境(オフライン、オンライン)を作ることで、ユーザーは自然とそのコミュニティで”学べる”ようになります。自分自身のスキルを伸ばすだけでなく、人に教えたり、共有できるようになっていきます。「なんか周りがやってるから自分もやらないと」という気持ちの威力も結構大きいです。

実際に使用しているデータへのレビュー&継続的なアドバイス

トレーニング自体はサンプルデータで行うことが普通です。これは、研修の質を均一化するために必然的であります。

しかし、現実的な問題として、サンプルデータを使った研修だけでは、実際自分のデスクに戻って「さぁやるぞ!」と思ったときに、何もできず愕然とした経験がある方は多いのではないでしょうか。この理由には大きく2つあります。

  • 自身の解決したい課題を解決するには単一の知識ではなく知識の「組み合わせ」で解かなければならず、その組み合わせが想起できない
  • まだ技量が浅く、瞬時に解決策や必要な機能が出ない

これらの解決をユーザーの自助努力のみに任せると行き詰まっていることは多いです。ですので、実際に使用するデータを用いてのアドバイスを迅速に行い、瞬時に解決し、日常的にサポートする体制をつくることで、ユーザーが詰まってしまう時間を大幅に削減しました。

学習初期に必要な知識習得をブーストさせるツール研修

ツールに潜む機能を知らなければ、単純なことに時間をとってしまいます。数字ラベルを出すのはどこだっけ・・・と2週間が過ぎてしまう、というのは頻繁に起きがちです。

そのようなことできる限り避けるよう、ツールの学習も網羅的に行いました。ここでは、Tableauのツールとしての研修講師を担当させて頂きました。

各部署少人数制でのダッシュボードレビュー研修

分析戦略からビジュアルデザインまでの研修を週1で叩き込む研修を行っています。実際は、部署によって課題が異なり、必然的に扱うデータも異なるため、モノにするにはきめ細やかな研修・サポートが必要になるためです。

実際の課題を解決するときに、下記のような疑問が出ます。

  • どのようなデータを使えばいいのか?
  • どういう風にデータを接続すれば良いのか?
  • さらに分析の示唆を高めるためにどのようなデータがありえるか?
  • この課題はそもそもデータで解決できるのか?

本当にデータ分析を前に進めるためには、これらの疑問に対し、一般的な回答ではなく、個別具体的な回答やサポートをすることが必要です。

ですので、特定の部署に対し、ダッシュボードレビュー研修を提供しています。このようなタイプの研修は下記のポイントを狙って設計しています。

  • 圧倒的な技術の向上:サンプルデータではない実際の実務上のデータを使用した研修でフィードバックを回すので、分析思考とツールへの実装技術が同時に身につき、圧倒的効果を実感できます。
  • 課題抽出力の向上:ストロークを毎週何度も繰り返すことで、本来の目的に立ち返り、ビジネスで解決したい課題をデータで解決するものに置き換える感覚が身につきます。
  • 分析機動性の向上:当初の想定から異なるデータや新しいデータを接続すべき時に、必要あらば当社で前処理を行います。最適なプロトタイプを機動的に提供し、ユーザーの分析フローや思考フローを止めません。

     

    ダッシュボードレビュー研修に関しては、こちらの記事の内容の一部やさらに拡張・展開した要素をダイナミックに融合させています。

    データ視覚化/ダッシュボードデザインを成功させるための95のチェックリスト

    まとめ

    本記事では当社が提供している”続けられる仕組みと仕掛け”を意識したデータ活用・DX(デジタルトランスフォーメーション)の社内推進に関して事例とともに解説しました。

    この領域は、目に見えないからこそきめ細やかな企画設計が非常に重要であり、且つ経営層・トップマネジメントのコミットメントも特に重要になる部分です。本記事がご参考になれば幸いです。

     

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